MGSシリーズの解釈をするブログ

MGSシリーズのうち、正史として扱われている作品の内容の解釈

MGS2のシナリオリークファイル

かつてHG101にリークされたMGS2のシナリオファイルの.docファイルがあるそうである。

 

 

ウェブで流布したMGSVのシナリオEXCELファイル

2019年7月24日頃からMGSVのゲーム内では明らかになっていないシナリオの設定についての話題がtwitterで見られるようになった。

"怪文書"や"例のファイル"、"スクリプト"などと言われているファイルは下記のツイートのリンク先、google driveに保存された.elsxファイルだと思われる。

 

公式のものが流出したか、小島プロダクションに関係ない何者かがでっち上げたのかは不明。

 

 

 

↓元のツイートが参照できない場合は、下記のURLにelsxとpdfのファイルがあるので、そちらを見てほしい。

https://drive.google.com/drive/folders/1sauq1XGqRY1qqWLqt6mU2lLqwGtNabBT

雑記

なんとなくメモしていることの列挙

 

バルカンレイブンは1993年以降アウターヘブンに参加していた

その後オセロットのスカウトでフォックスハウンド に入隊


MGSVの前にママルポッドは愛国者達AIの雛形になっていた


ソリッド・スネーク及びMGS1でゲノム兵だったジョニー佐々木の体にMGS4で異常が無いので、ゲノム兵に左右対称の兆しや遺伝子レベルで死にかけているとリキッドが言っているのも騙されている気がしてならない

生き残った次世代特殊部隊はニューハンプシャー州ピーズ基地に拘禁された


ビッグボスが国を棄てた理由は何

 

スマセ砦にサヘラントロプスとスカルズがいたのは何故か

→スマセ砦は声帯虫でムジャヒディンが壊滅させたりもしているので、スカルフェイスとしては隠蔽工作がしやすい立地だったのかもしれない

 

ネイキッド・スネークは吸血鬼が苦手だが、ソリッド・スネークはヴァンプを吸血鬼だと恐れないし夢に吸血鬼は出てこない


ケネスベイカーは誰に始末されたか→アメリカ政府。ソリダス(ジョージ・シアーズ大統領、シャドーモセス事件黒幕)もジム・ハウスマンもREXを独占したかった。ただし、MGS2においてはREXを独占したい理由はちがう

 


オセロット

愛国者達→ソリダス→リキッド

愛国者達→ソリダス→ゴルルコビッチ

のトリプルクロス

ただし愛国者達もオセロットは欺いている

 


ジョニーとGRUの関係

 

オセロットがソリッドスネークの装備に爆弾を入れたのはなぜ

 

SOPシステムよりも前にID銃は導入されていた

ヒューイがドナルドアンダーソンと連絡を取っていたのでサヘラントロプスとREXの骨格が似ているのは必然

 


ジムハウスマンはシギントと親友だが愛国者達の実態は知らない

 


ヒューイがATGC社と連絡を取っていた疑惑

REX計画にヒューイの技術が使われていた可能性

 


REXを開発する動機

ジム・ハウスマン 自身の地位の向上

イカー社長 会社の利潤

ソリダス実際に核を発射してデジタルのくびきを無くす(憶測)

シギント 核抑止論者と語られる

 


シャドーモセスは愛国者達の手引きで起きた

→小説版ではそのような設定な気がする

 


ソリダスはFOXDIEでソリッドもリキッドも始末する

REXで核を撃つのはオセロット

 


アートオブMGS3

登場人物に対応したカモフラージュ

 

MGS インテグラルでは無線周波数140.07で製作裏話が読める

 

オセロットがドナルド・アンダーソンを始末した時点でリキッドは核を発射できない

それを大統領は知っているが、ジム・ハウスマンは知らない

過去のツイートを時系列で共有

 

https://twitter.com/890m/status/1022385236787654661?s=20

https://twitter.com/890m/status/1028932848357494784?s=20

https://twitter.com/890m/status/1005084649247272960?s=20

https://twitter.com/890m/status/1005084649247272960?s=20

https://twitter.com/890m/status/1005084649247272960?s=20

シリーズを重ねるごとに増える物語の解釈

MGSシリーズは後付け設定が増えることで物語の解釈が増える。その解釈を以下に記す。

あくまで当ブログの解釈であり、公式な設定ではない。

 

 

・MGS1

REX計画はDARPA局長ドナルド・アンダーソン、国防長官ジム・ハウスマン、アームズテック社長ケネス・ベイカーらの勢力が推し進める計画。

ケネス・ベイカーの目的は会社の利益を上げること。

ジム・ハウスマンらの目的は自身の権力を強化すること。

サイボーグ忍者 グレイ・フォックスやゲノム兵を作り出したクラーク博士はシャドーモセス島事件前に死亡。後任のナオミ・ハンターとクラーク博士は面識なし。2人の所属はATGC社。

 

リキッド・スネークがテロを起こしたが、ペンタゴンはテロでREX計画やゲノム兵が明るみに出る前にFOXDIEで事件関係者をソリッド・スネークを始め全員抹殺するつもりだった。しかしナオミの裏切りによりソリッド・スネークは生き残る。

エンディング後に黒幕はジョージ・シアーズ大統領ことソリダス・スネークであることがオセロットから語られる。

オセロット自身はソリダスがリキッドの元に送ったスパイ。オセロットは自身がソリダスのスパイであることを知っているドナルド・アンダーソンを拷問に見せかけて始末した。

 

ソリッド・スネークシャドーモセス島に潜入する4,5日前にドナルド・アンダーソンはオセロットに始末されている。

その時点でリキッドは核を発射できなくなっている。

しかしその事実はジム・ハウスマンは知らないかもしれない。

リキッドは核を発射できないのは少なくともジョージ・シアーズ大統領にはバレていて、なおかつその状態でFOXDIEのベクターたるソリッド・スネークも送り込まれている。

 

MGS1シナリオブック P73によると、オセロット戦の後のセリフについて

※1 プレイヤーにほとんどダメージがない場合 「いいセンスだ。やはりボス(リキッド)と同じコード(遺伝暗号とコードネームのダブルミーニング)を持つ男」

※2 プレイヤーにダメージがかなりある場合 「ふむ、拍子抜けしたな。やはりボス(リキッド)とは違う」とある。

この"ボス"というのはMGS1のエンディング後無線の時点ならソリダス・スネークと解釈も可能だし、MGS3及びMGS4を経ればネイキッド・スネークと解釈もできる。

 

 

MGS2

ジェームス・ジョンソン大統領より語られるのが、ソリダスが腹心のオセロットを使ってリキッドを唆しシャドーモセス島事件を起こさせたこと。また、愛国者達の存在が明かされREX計画は愛国者達の意に添わぬものでソリダスは暗殺される前に地下に潜伏したこと。

オセロットメタルギアの技術をブラックマーケットに売った目的はソリダスのためか愛国者達のためかははっきりしない。ソリダスの部隊の資金源になったか。

しかしオセロットは終盤で愛国者達のスパイであることが明かさせる。したがってMGS1でオセロットが唆したのはリキッドだけでなくソリダスも対象だったことが示唆される。

ソリダスはオセロットを使ってリキッドにテロを起こさせたが、その行動すら愛国者達の計画通り。タンカー編でオセロットの精神を乗っ取ったリキッドより、ソリッドはFOXDIEの対象プログラムから除かれていることが語られる。

 

シャドーモセス島事件もソリダスにビッグシェル占拠事件を起こさせるための布石に過ぎなかった。

 

MGS2シナリオブック P58~59あたり。 タンカー編ラストにおいては、オセロットはセルゲイ・ゴルルコビッチにたいして「メタルギア愛国者たちに返してもらう」「私のボスは貴様(ゴルルコビッチ)ではない(愛国者もしくは大統領のジョージ・シアーズかジェームズ・ジョンソン)」

 

 

 

MGS3

特になし

後に愛国者達を作るメンバーが登場

 

 

MGS4

DARPA局長ドナルド・アンダーソンとクラーク博士が愛国者達のメンバーということが明かされる。ドナルド・アンダーソンとクラーク博士は愛国者達打倒を目指すオセロットに消された。

 

REX計画、ゲノム兵、サイボーグ忍者ナノマシンなどに携わっていたATセキュリティ社(旧アームズテック社)、ATGC社も愛国者達の息がかかった企業であり、それら計画や技術は愛国者達の意に沿わない物では無く世界を戦争経済に導く手段となっていた。SOPシステムはATセキュリティ社の商品であり、その仕組みにはATGC社のナノマシンが不可欠。シャドーモセス島事件後にオセロットメタルギアの技術をブラックマーケットに売ったことで、世界中にメタルギアの亜種が溢れた。これも戦争経済を助長するため。

 

オセロットは元々愛国者たちを打倒するために行動していたことが明らかになった。

ナオミもビッグボスと面識があり、オセロットと協力体制があった可能性もある。

ナオミが潜水艦ディスカバリーから何処かに通信していたのはオセロットではないかと解釈が可能

MGS2の役割(ロール)を演じている登場人物についてのメモ

MGS2のストーリーではS3計画の演習を描いている

タンカー編はプラント編での演習の布石

 

以下に登場人物の概要を記す

 

雷電 本名はジャック

1980年代生まれ、南アフリカリベリアで少年兵としてソリダス・スネークに訓練される。

その時の記憶は雷電のトラウマであり、MGS2のプラント編では実戦経験はなく、VR訓練で優秀な成績を収めているだけの新兵としてビッグシェルに赴く。

MGS1の内容、MGS2の内容どちらもMGSをプレイしている人がVR訓練で追体験しているという演出になっている。

MGS1ではVR訓練(インテグラルではなく、無印に元からあるもの)をクリアして本編を開始し、敵に見つからずに昇降機を登った後の無線でソリッド・スネークが「VR訓練のおかげだ」と言う。

MGS2に登場するプリスキン(ソリッド・スネーク)は雷電に初めて会った時に、VR訓練に対して否定的な発言をしているのでMGS1の発言ととズレが生じている。それは矛盾ではなく演出と取れる。

 

大佐

ロイ・キャンベルを模した見た目だが、AIであり実在しない。ビッグシェルがシャドーモセスを模しているためにロイ・キャンベルの外見をしていると思われる。雷電の脳内の冗長部分を使用して雷電の脳内に作り出したということだが、ローズとはどうやって会話していたのかは不明。大佐と会話していたローズも雷電の脳内だけの存在の可能性もある。

 

ローズ

雷電の好みの女性を演じている。髪も目の色も本物ではない。作中では意図的に実在するかしないか不明なようになっている。ローズ本人はエンディングには出てくるが、ビッグシェルで雷電が会話していたローズ全てが同一人物とは確定できない。大佐と会話していたローズもAIだと思われる。メシマズ。

 

ソリダス・スネーク

MGS1の時点ではアメリカ大統領ジョージ・シアーズ。恐るべき子供達計画とは別の計画で生まれたビッグボスのクローンとされる。雷電に左目を奪われたので、ビッグボスとは逆の目を失っていることになる。ソリダスは自分の意志でテロを起こしたと思っていたが、それはS3計画でソリダスに与えられた役割を演じさせられていたに過ぎない。ジェームズ・ジョンソン大統領のセリフ「そこに自由意志がなければ、叛逆にも服従にも違いはない」の最たる例。

 

MGS1のリキッドのテロは、ソリダスが腹心のオセロットに命じてリキッドを唆したという事になっている。オセロットMGS2愛国者達のスパイだと明かされるので、MGS1 のリキッドだけでなくソリダスも唆してシャドーモセス島事件を起こしたことが示唆される。

 

フォーチュン

プラント編のデッドセルの一員。タンカー編に登場するアメリ海兵隊 大佐 スコット・ドルフの娘、かつデッドセルのリーダーの妻。デッドセルのリーダーはプラント編開始の半年前に死亡。

MGS2の内容について

MGS2は現実と仮想現実の境界がなくなる物語

また、ゲームでなければできない演出をしているゲーム

それに気づかせてくれたブログ、動画について

 

伊藤計劃記録

制御された現実とは何か

http://itoh-archive.hatenablog.com/entry/2015/09/24/171745

 

シリーズファンによるウンチク雑談実況MGS2

https://www.nicovideo.jp/mylist/15249290

 

上記のmeme(文化的遺伝子、MGS2のテーマ)が受け継がれている